巻き爪になる原因の1つに
趾(あしゆび)を使わない歩き方をしている・歩行距離が少ないということがあります。
街中の地面は綺麗に舗装されていて、平らなところで大半を占めています。
だから趾に力を入れず、踏ん張ることが必要なく歩くことができます。
わかりやすい言い方をすれば、ペンギンのような歩き方です。
趾そのものがなくても歩ける。
木の根が張り出したり、石ころが転がっている道を歩くこともない。
そういう道だと、転ばないように趾先に力を入れて踏ん張って歩きますよね。
街から離れれば そういうところはまだ沢山残っていますが、
街中だとなかなか自然に趾を踏ん張って歩くことがむずかしいわけです。
それに加え、車社会になって歩いて5分の所まで車で移動しているなどと、日常会話の中でも出てきたりするほど 歩かない。
「巻き爪」は高齢者がなるものだと思っている方が多いようですが、実際には
高齢者だけでなく、小学生でも巻き爪になってしまって来店されています。
現場での状況から、できるだけ早く足元のトラブル防止のために正しい知識を
子供のうちから知っておくことが大切だと考えています。