いつもの爪切が思う様にいかない・・・
爪切りが足と爪の間に突然入らなくなった・・・
こんな風に感じたことはありませんか?
足指が腫れたように盛り上がっていたら、もしかすると爪の切り過ぎ、つまり深爪が原因かもしれません。
深爪は知らず知らずのうちに巻き爪や足のトラブルを招くもの。
どのようにして深爪が化膿してしまうのか?痛くなってしまうのかを専門家の立場から解決します。
痛くなったら自力で対処することはできないのでしょうか?対処法についても詳しくまとめてみました。
Contents
深爪で化膿したり痛くなる原因
足指が化膿してしまうのは色んな原因がありますが、爪の切り方が悪影響を及ぼすことも少なくありません。
その原因のひとつが深爪です。
深爪で化膿してしまうのは以下のような原因があります。
爪の端が見えなくなり食い込んでしまう
深爪の習慣がついてしまっている方はこんな感じの足指になってしまっていませんか?
爪自体が押し下げられたような状態、周りのお肉がぷくっと腫れあがったような状態です。
指の爪先部分がぷくっと膨れ上がり、横から見るとまるでダルマの様な状態。
子供の頃から同じ習慣で爪を切ってきたのにも拘わらず、突然、足指が膿んでしまうのは何故でしょうか?
- 立ちっぱなしで常に足指に負荷が掛かっている
- ヒールなどにより足先に負荷が掛かっている
- 体重増加で足指に負荷が掛かっている
このような状態が慢性的に繰り返されることで、さらに爪自体が押し下げられてしまう。すると、爪の端が見えにくくなってしまう。
結果、爪の端に切り残しが残ることで、爪の先端が皮膚に食い込んできてしまいます。
食い込むことで、端の部分の爪が見えなくなり切りにくくなる。その爪が食い込んだ部分で更に伸びることで、膿んでしまうのです。
膿んでしまうと、自力で対処するのは難しく、皮膚科を受診するほかありません。
状態が悪化してしまう前に早めに病院にいきましょう。
爪が伸びにくくなって変形していく
深爪を続けることで、横から見た時にぷくっと盛り上がった形に指が変形していきます。
盛り上がったお肉が壁となるため、深爪の人は普通の人と比べて爪が伸びるスピードが遅くなります。
ですが、生きている限り爪そのものは伸び続けます。
爪は伸びたいのに、壁があるため伸ばせない・・・
そうなると、今度は根元や横の方から変形して生えてきてしまう場合があるのです。
それにより指の端だけではなく、爪全体や根元部分にも痛みが生じる方も少なくありません。
深爪を自力で対処する方法はある?
対処としては、テーピングで皮膚を下に押し下げるという方法があります。
おすすめしているのはニチバンのシアテープ。水にも強く、皮膚にも優しめ素材です。
先端と、両サイドに皮膚を押し下げるようにして貼付します。
皮膚科でもこのような処置を行う場合があり、対症療法ではありますが、一時的な痛みは和らぎます。
ただし、膿んでいたり、既に痛みがある場合は、悪循環を繰り返す恐れがあるため、専門家に相談することをおすすめします。
爪の切り方については以下のまとめを参考にしてみてください。
子供のころから深爪の習慣がついているかたの場合、爪の切り方に問題があることにすら気付いていない場合があります。
早いうちに爪の正しい切り方を確認してみてください。
巻き爪やさんでの対処方法
当サロンでは、補正器具を使用して盛り上がっている皮膚の部分を押し下げます。
こちらの写真、器具を装着しているの分かりますか?
透明な補正器具、透明な接着剤なので少し分かりにくいのですが、端の部分に樹脂の板状の器具を接着しています。
両端からきゅっと押し下げてあげることで、前側の盛り上がりも自然と下がってくれます。
基本的に耐水性はあるので、お風呂に入っただけで落ちることはありません。
テーピングで毎日付け替える必要もなく楽ちんです。
ただ、装着したとしても爪は伸びます。衛生的な問題もあるため、基本的には1か月に1回メンテナンスをお願いしています。
改善の度合いは体質やそれぞれの環境によって異なりますが、器具を付けて上げることで痛みを和らげることは可能です。
まとめ
巻き爪になる理由は人によって様々です。
ですが、深爪が慢性化することで確実に爪は巻いてしまいます。
爪切りが爪に入りにくい、既に痛みがあるという方は専門家の手を借りてみてはいかがでしょうか。
カウンセリングは無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。