足の親指の爪が巻き込んで靴を履くだけでつらい・・・
巻き爪のせいで歩くだけで刺すような痛みがある・・・
こんな巻き爪のお悩みはありませんか?私も巻き爪に悩んでいたので辛さはよく分かります。
巻き爪になる原因のひとつは、間違えた爪の切り方です。正しく爪を切ることで巻き爪の予防や改善につながります。
自宅でできる正しい巻き爪の切り方を、爪のプロ「巻き爪補正士」がお伝えします!
Contents
どうして爪が巻くの!?巻き爪の原因とは
足の爪はもともと爪が巻きやすい緩やかなアーチ型をしています。
ゆび先に力をいれると爪が皮膚に沈む方向で力がはたらきますよね。
その時爪の端を短くしているとその周りの皮膚が上方へ浮き上がり爪が皮膚に潜り込んだ状態になります。
爪は短く、深く切った方がいいと勘違いする方も多いのですが、深爪をくり返すことで爪が皮膚に潜り込んだ状態が長く続き、爪は変形してしまうのです。
当巻き爪補正サロンにも、親子で巻き爪のケアを受けに来られるお客様がいます。
小さなお子様でも大人が間違えた切り方を教えたりしていると爪が巻いてくる可能性あり注意が必要です。
正しい爪の切り方を知ることで、巻き爪から大切なお子様を守ることにもつながるんですよ♪
巻き爪を自宅で切る時の注意点
切れない爪切りを使わない
まずはご自宅の爪切りを見直してみてください。切れ味の悪い爪切りをお使いではないでしょうか?
切れ味の悪い爪切りを使うと、なかなか切れずに、力で切ろうとしてしまいます。
力任せに切ると思わぬ事故につながることも。年季の入った爪切りは一度見直すことをおすすめします。
また、上級者向けにおすすめなのは「爪切りニッパー」です。
ニッパーは、工具のペンチのような形をしている道具のこと。一般的な爪切りとはやや形が異なりますが、ネイルサロンなどで使われる爪切りです。
家庭用の爪切りは、刃が弓のようにカーブ型になっているものが多く、その形状の刃で押しきると三層構造の爪の層が衝撃で別れてしまうことがあります。
これがいわゆる2枚爪の状態です。
2枚爪を放置すると雑菌が繁殖するなどトラブルにつながることも。
ですが、ニッパーだと刃が直線になっており、刃先を見ながら切れますので、2枚爪になりにくいのです。
爪切りの消毒も大切
ご家庭の爪切りでも使用の都度消毒することをおすすめします。
特に既に爪が巻いて膿んでいるような状態だと衛生的に問題です。
まずは爪切りの汚れを洗剤で洗い流してください。その後、エタノールに10分以上浸して殺菌します。
エタノールで錆び付いたりする心配もほとんどありませんし、エタノールはドラッグストアなどで手に入りますよ。
ご家庭の爪切りでここまでやるのは少し面倒かもしれませんが、都度殺菌することをおすすめします。
巻き爪を切るタイミング
巻き爪を切るのにおすすめなのは、お風呂上がりのタイミングです。
爪が柔らかくなり、普段より切りやすくなりますよ。
巻き爪を自宅で切る方法
爪の切り方のポイントは大きく分けて2つあります。
大切なのは長さと、形です。ひとつづつ詳しくみていきましょう。
正しい爪の長さ
指先から爪が出ない程度の長さが理想的です。
日本人の爪が伸びる平均的な速さは月に1.5mmほどと言われています。
例えば、月に1度の爪切り習慣がある方なら、指先から爪が1~2mmくらいの長さを目指すとちょうどいい長さになります。
これ以上長いと、靴を履いた時に靴の内側に爪先があたり、衝撃で爪が折れることも。
伸びすぎた爪のまま入浴したりすると、想像もしていなかった方向へ割れたりすることがあるので注意が必要です。
横からみたときの長さの目安もお伝えしたいところですが・・・
こればかりは、爪の生え方によって個人差があります。
足先のギリギリまで皮下組織が生えている方もいらっしゃるため、はっきり何ミリとお伝えが難しいのです。
ただ、切り過ぎには注意が必要です。
白い部分がなくなるほど切ってしまうのは、いわゆる深爪になります。
正しい爪の形
真上から爪を見た時に、
- 指先のカーブと平行になっているか
- 爪の両端が横一直線になっているか
をチェックします。
爪の両端が尖っていると、物や人に引っかかる恐れがあるので、ヤスリで角を削ってください。
正しい巻き爪の切り方
正しい爪の長さと形が分かったら、いよいよ巻き爪を切っていきましょう!
爪を切り始めるときはまず、両端から切っていきます。
切った時の切りかすが小さな三角形になるように切っていくと、安全ですし、安定して切り進めることができます。
一度で理想的な長さにしようとせず、少しづつ切っていきましょう。
ある程度長さと形が整ったら、仕上げにヤスリで切った断面を滑らかにしましょう。
そうすることで爪に引っかかりがなく、不快な思いをすることがありません。
ヤスリは一方方向に向けて削る様に使うとうまくいきます。
おすすめのヤスリ
ネイルファイルとスポンジバッファーがあると爪切りの際重宝します。
両方ともヤスリの一種で、爪の断面を滑らかにする道具です。
特にスポンジバッファーは慣れない方でも間違えて皮膚に当たっても痛くありませんし、安全に使ってもらえます。
220/280と書いているものがおすすめです。数値が小さいほどヤスリの目が粗くなっていきます。
最初は目の粗い180~200のものを使われたあと、もう少し目の細かい(数値の大きい)ものを使っていただくと、爪がつるつるになって爪切りが楽しくなってくると思います。
写真の一番下のブロックファイルという道具も使いやすいですよ。
全てネットやバラエティーショップなどで購入可能ですので、是非チェックしてみてくださいね。
まとめ
自宅で出来る巻き爪の正しい切り方についてまとめました。
今回まとめた方法は、軽度の巻き爪の方向けとなります。
爪切りが使えない程爪に厚みがある場合や、巻き込んだ爪のカーブに爪切りが入らないという方は、無理をせずプロの手を借りることをおすすめします。